瀬戸線転属後の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/03 09:51 UTC 版)
「知多鉄道デハ910形電車」の記事における「瀬戸線転属後の動向」の解説
1968年(昭和43年)3月のダイヤ改正において特急列車の増発が実施されることとなり、特急予備車であったモ904のほかモ905・モ906(ともに2代)の計3両についても同年2月から3月にかけてモ901 - モ903(いずれも2代)と同一内容による特急列車仕様化改造が実施された。 唯一特急列車仕様化改造の対象から外れたモ907については、1972年(昭和47年)に車体塗装のスカーレット地に白帯化、および前面行先種別表示板の「逆さ富士形」化が実施されて外観が他車と統一されたが、車内座席はロングシート仕様のまま存置された。その他、同時期にモ904の尾張瀬戸寄り右側の客用扉が鋼製扉に交換された。 その後、1970年代半ば頃に名鉄の保有する鉄道車両の標準塗装をスカーレット1色とする方針が定められた。本形式も定期検査に際して順次白帯を廃してスカーレット1色塗装に改められたが、モ902-ク2302の編成のみは運用離脱まで白帯が存置された。なお、主に本形式によって運行された瀬戸線の特急列車は、名鉄において「特急」の種別を特別料金を必要とする列車のみに適用するよう営業政策を改めたことに伴って、1977年(昭和52年)3月のダイヤ改正に際して停車駅設定はそのままに種別が急行に変更された。
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