演出家、桃屋のCMキャラとしても活躍
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「三木のり平」の記事における「演出家、桃屋のCMキャラとしても活躍」の解説
演出家としての顔も持ち、大衆演劇を多く手がけたが、これは50代半ばを迎えて喜劇役者として若い頃のような激しい動きがしにくくなったことがきっかけ。特に森光子主演の舞台『放浪記』を1981年から担当したことがよく知られている(没後の公演も「演出」としてクレジットされていた。実質的な演出は「演出補」の本間忠良が担当)。『放浪記』の脚本・演出を手掛けた菊田一夫が亡くなった後森の希望で三木に声がかかり、半年以上悩んだ末に演出を引き受けた。 『放浪記』、『喜劇 雪之丞変化』(1991年)の演出に対して菊田一夫演劇賞(大賞、平成2年度)や読売演劇大賞(最優秀演出家賞 第2回 平成6年度)を受賞するなど高い評価を受けた。森は、自身より年少且つキャリア的にも後輩であるのり平に対し「のり平先生には感謝している」と晩年まで賛辞を贈っていた。 1986年、紫綬褒章受章。1996年、勲四等旭日小綬章受章。 キャラクターのモデルおよび声優をつとめ続けた桃屋のアニメーションCMは、1958年の『助六篇』から1998年の『カライ盗ルパン篇』まで40年間放送され、お茶の間に親しまれた。1999年の『大根の運命篇』より、実子で長男の小林のり一が声を担当している。また、アニメ『焼きたて!!ジャぱん』には、主人公たちの対戦相手として、桃屋のアニメーションの「三木のり平」がそのまま「三木のり平本人」として登場し、ごはんですよ!を使用したパンを制作した。アニメ版の声は青野武が担当した。
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