演じ分けについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 10:07 UTC 版)
悟空の息子の悟飯も演じることを『ドラゴンボールZ』第1話のアフレコ収録当日に知らされ、更には悟天までとは全く考えてもいなかったため非常に驚いたという。スタッフは「悟空の息子だから野沢さんで」と決めたとのこと。 「3人は一見似ているようだけど育った環境が違うので、そんなに大変ではないし、絵を見るとすっと役に入れる。悟空と悟天はやや似ている部分があるが、悟天には親がいることで違いを出している」とのことである。また成長した悟空に関しては「生々しい大人の男性じゃなくて、世間のことを知らない年齢不詳の感じでやっています」とのこと。 一人が複数のキャラクターを演じる場合、二人目は別録りするのが基本であるが、野沢は台詞が重複する場面以外は、瞬時に切り替えながら通したという(この野沢のテクニックには、当時のスタッフも驚いたという)。なお、「1度も代役は入れずに、3人を演じきれたことを誇りだ」と語っている。思い入れが一番強いのは悟空で、特に尻尾が生えているときが好きであり、「悟飯・悟天は父親の悟空の血を継いでいて可愛らしい」と語っている。 劇場版『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では、悟空、悟飯、ターレスの一人三役を演じた。脚本家の小山高生は「野沢を困らせてやろうと、故意に3人の会話を増やしたが、まったく動じることない演技に驚いた」と述べている。共演者からも「凄かった」「見どころ」と評され、野沢も「役者として最高に幸せです」と述べている。 2人の声優が同時に声を発する合体キャラクターを演じた時も同時収録だった。トランクス役の草尾毅やベジータ役の堀川りょうがそれぞれ画面を見て喋り、野沢が相手の口の動きに合わせて喋っていた。本人曰く「そういうのは得意」であり、2014年に収録されたアートネイチャーのCMでは中尾隆聖と同時発声で演じた。
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