演出とゲーム性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 07:42 UTC 版)
「北斗の拳 (パチスロ)」の記事における「演出とゲーム性」の解説
多くの打ち手が本機の虜になった要因は、やはり本機最大の醍醐味であるバトルボーナス(BB)であると思われる。このBBは、上記「10ゲームの小役ゲームとJACゲーム(レギュラーボーナス)のセット」とその継続であるが、次回継続するかどうかは1セット毎に抽選されており、継続回数は決まっていない。これは、次々回以降の継続が確定することがない一方で、継続回数の上限も定められていないということである(実際は内部ストックの関係上、250回連続辺りが限度)。また、4段階ある継続率による連荘は、設定には影響されない。これらの特徴は、「引きが良ければ一発で大勝」という期待をもたらした。 BBの魅力は通常時における期待感にも繋がり、打ち手を飽きさせなかった。中でも、チェリーやスイカ役による高確率状態への移行抽選や、BB放出抽選の存在はファンを魅了した。特に中段チェリー(2チェ)に当選すると、低確率・通常時でも25%・高確率時においては100%の確率で、BBが放出される。そのため、打ち手は常にチェリーやスイカを引く事を期待してプレイし、引いてからもしばらくの間は席を立てなかった。第2世代のCR北斗の拳シリーズでは、ラオウステージ移行(ケンシロウバージョンでは高信頼度リーチ、その他のバージョンでは突確)へのチャンス演出として、継承されている。 液晶演出も多彩で、原作漫画やアニメ版北斗の拳に沿った演出が多いため、それを知っているファンを惹きつけた。JACゲーム中には、ケンシロウとラオウの一対一の格闘が行われた。この格闘の結果はBBの継続に連動していたため、その動きに打ち手は一喜一憂した。3ゲーム目でケンシロウが現れたときの安堵感、ラオウの攻撃時にパンチだった時の期待感、反対にラオウが剛掌波を出した時の不安感、ラストBET時の緊張感、とバランスの良い演出が、打ち手をさらに熱くさせたのである。後にこのバトルボーナスに似通った演出を取り入れた機種が、パチスロやパチンコに登場したのは本機の影響と言える。
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