演出と音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 21:15 UTC 版)
「オリエント急行殺人事件 (1974年の映画)」の記事における「演出と音楽」の解説
本作は、オールスターキャストの娯楽作品を志向して作られた。そのため、殺人事件が題材であるにもかかわらず、全体に明るい雰囲気が保たれるよう工夫されている。オリエント急行はワルツに乗って出発し(試写を見たバーナード・ハーマンは「その列車は「死の列車』なのだぞ」と激怒したとされる)、音楽の邪魔になる効果音は徹底的に排除された(オリエント急行のほとんどの音を録音していたマニアなスタッフがいて、映画のために効果音を提供したが、ほとんど使われなかったことにショックを受け、撮影現場を去った)。配役名が出るだけのオープニングでは、映画館でひいきの俳優に対し、観客が拍手したという。エンディングでは、カーテンコールのかわりとして、陰惨な事件に関わったにもかかわらず、乗客たちが互いに抱擁し、乾杯するシーンが描かれる。
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