準惑星の一覧とは? わかりやすく解説

準惑星の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 02:06 UTC 版)

準惑星」の記事における「準惑星の一覧」の解説

IAU決議案採択時点dwarf planet の例として示したのは冥王星からケレスまでの3個であり、2008年7月マケマケ9月ハウメア追加されて5個となった。しかし、このカテゴリー自体の定義も今後の研究委ねられることを留意する必要がある。 なお、冥王星は trans-Neptunian object 内の新しサブグループ代表例であることも IAU において決議されたが、そのサブグループ正式名称決定するには至らなかった。日本学術会議2007年4月9日対外報告第一報告)で冥王星型天体との呼称使用推奨したその後2008年6月11日IAU執行委員会開かれplutoid正式名称とすることが決定された。 準惑星名称分類直径 [km]質量 [kg]軌道傾斜角[°]軌道離心率軌道長半径[AU]公転周期[年]自転周期[日]衛星認定冥王星 冥王星族 2,370 ~1.305 ×1022 17.09 0.250 39.445 247.74 6.387 5 2006年8月24日 エリス 散乱円盤天体 2,326 ± 12 (1.66 ± 0.02) ×1022 44.08 0.437 67.781 558.77 1.08 ± 0.02 1 2006年8月24日 ケレス メインベルト天体 975 × 909 9.5 ×1020 10.581 0.080 2.767 4.60 0.377 0 2006年8月24日 マケマケ キュビワノ族 1,300 - 1,900 ~4 ×1021 29.00 0.160 45.482 306.74 0.3238 1 2008年7月**日 ハウメア キュビワノ族 1,960×1,518×996 ~(4.2 ± 0.1) ×1021 28.22 0.196 43.080 282.77 0.1646 1 2 2008年9月17日 ^ 1天文単位 = 149,597,870 km ^ 逆行 上記のうち、ケレス以外の4個は plutoid である。さらに数十個の天体plutoid分類される可能性がある(準惑星候補の一覧参照)。 trans-Neptunian object という分類呼称は、それをどう翻訳するのかを含めてIAU の決議には左右されず、各国及び各自判断任されている(例えば、asteroidエッジワース・カイパーベルト天体、あるいは地球型惑星などの名称はもとから IAU の公式分類ではない)。IAU の公式用語には、各国どのように分類しどのように呼ぶかについての強制力全くないまた、現在は冥王星の衛星とされているカロンは、「衛星かどうか」という判断除き基準満たしている。ただし、委員会原案では共通重心主星の外にあるものは衛星としない明示されていたが、それは最終決議案では記述されなかったため、IAU の公式見解としては、この点について何も示していない。 この他小惑星帯の中ではケレス次いで大きな天体であるベスタパラスヒギエアについては、自身重力によって球に近い形を保っている可能性がある。このため今後観測結果如何では準惑星分類される可能性がある。もちろん、これ以外の天体についても条件さえ満たすことがわかれば順次準惑星と呼ぶことになるであろう

※この「準惑星の一覧」の解説は、「準惑星」の解説の一部です。
「準惑星の一覧」を含む「準惑星」の記事については、「準惑星」の概要を参照ください。

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