海外のバレエ指導者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 05:24 UTC 版)
「絢爛たるグランドセーヌ」の記事における「海外のバレエ指導者」の解説
アビゲイル・ニコルズ 元イギリスロイヤルバレエ団プリンシパルのバレリーナ。現在は一線を退いているもののその技量は衰えを知らず、自らにも厳しく鍛錬を休まない。ロイヤルバレエ団の振付家を務めつつ各国バレエ団の様々な公演にゲストダンサーとして参加している。彼女の演じた「コッペリア」のスワニルダは奏の憧れであり、DVD化された彼女の舞台作品をみてコンクール時に奏が研究していた。伸子らの旧知である模様で「アビー」の愛称で呼ばれている。 奏が小学6年生になり参加した「眠れる森の美女」の振付け指導として参加したことで奏と実際に顔を合わせることとなり、後にワークショップで再度来日した際に伸子に奏を自分のところに預けて指導を任せることを提案し、奏にもYAGPに出場して自分のところへ来るように誘っている。「最高の芸術を自分が完成させたい」との執念が強いあまり、伸子には「自己中心的な面がある」とも評されている。 実は彼女には世界中にお気に入りの生徒がおり、複数の人間に自分のところに来るように同じセリフを言っていることが奏と仲良くなった出場者により明らかになる。このことが奏を動揺させるきっかけとなってしまう。 ウジェーヌ・ガレル 奏達が出場したコンクールの審査員を務めた名門バレエ団の芸術監督でフランス人。元は有名バレエダンサーで、パリのオペラ座バレエ団でエトワールだったこともある。伸子と旧知の仲だがコンクールの会場で再会するまで15年間会っていなかった。ワークショップで奏達に基礎練習の大切さを教える。また、奏が留学してきたときには音楽に乗れていないことを再三指摘し、奏に「なぜ音楽に乗れていないことを指摘されるのか」を振り返るきっかけを作る。弱点を克服した奏に、短期ではなく正式入学を願うようなことを口にし、その様子を見ていた他の留学生たちが奏を羨ましがることになった。ニューヨーク本選にも審査員として参加している。 オリバー・スミス ロイヤルバレエスクール校長。YAGPの日本予選審査員を務める。一次予選ではそれほど奏を評価していなかったが、決勝での演技の成長に驚いた様子を見せる。しかし奏のことを買っているわけではなく、本選の演技についても「悪くなかった」としか評価していなかった。ロイヤルに留学してきた奏を徐々に認めるようになっていく。 ヴァシリーサ・トルスタヤ ロイヤルバレエスクールの教員であるロシア人。伸子の現役時代に共演したことがある。
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