活動内容と運営手法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/08 06:47 UTC 版)
「大阪あそ歩」は「まち歩き」と「まち遊び」の2種の活動から成立している。「まち歩き」はガイドがコースを案内するもので、大阪市内の歴史、伝統、習俗や伝説を訪ねてガイドの語り口を楽しむ。「まち遊び」は季節の行事や風物を遊ぶもので、花見から茶屋体験、寺社伝統事業などさまざまな地域イベントが含まれている。これらはすべてガイドによって企画されており、したがって発表されるプログラムはガイド自身のエントリーによるもので、ガイド自身が提供者になる。参加費は、行政補助のあった期間はひとり1000円であったが、独立後は1500円が基準になっていて、一部を会費として全体の運営費用に充てている。 ガイドによってエントリーされた企画は理事会によってプログラムに組み立てられてウェブのホームページに公表される。「大阪あそ歩」の公表媒体はこのホームページのみで、参加希望者は画面から予約を入れる。参加費用は集合時点で支払う。企画の方向や内容はチーフ・プロデューサーが中心となって組み立て、町衆会議と呼ばれるガイド会議で全体を協議する。チーフ・プロデューサーはホームページ画面の作成や予約の管理を行って全体を統括する。このような運営手法は運営作業と費用の負担を極小にするために採用されたもので、インターネットを活用することで可能になった。その結果として費用は年間100万円を下回っている。 「大阪あそ歩」の運営手法は、ニューヨークやロンドンなど多くの海外のまち歩き団体によって採用されているもので、その簡素な手法によって数十年の活動継続が可能になっている。「大阪あそ歩」は自立した市民活動として全国の注目を集める点はこの手法にあると言ってよい[要出典]。
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