活動内容とその評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:58 UTC 版)
「大学勝利奉仕団」の記事における「活動内容とその評価」の解説
VVVは1943年1月31日まで存続したが、その約1年間にわたって、169名の二世達は、アメリカ軍の為に倉庫を建設し、有刺鉄線を張り、掲示板や棚を作り、岩を採石する、何回もの献血に応じる、約28,000ドルにのぼる戦時債権を購入する、といった考えられる全ての銃後の仕事をやり遂げ、簡易ベッドとマットレス、食事、僅かばかりの小遣いが与えられる以外は無償で活動を続けた。 このようなVVVの働きぶりは、スコフィールド・バラックスにおける他の非日系人部隊からも次第に信頼を得るようになり、同地で得たどんな仕事でも喜んでやるという評価と、一足先にアメリカ本土で訓練を受けていた第100歩兵大隊が出した訓練成績の優秀さがエモンズ元帥の耳に届き、日系人の志願兵をアメリカ軍に入隊させるという動きが加速することとなった。1943年夏には、多数のVVV出身の志願兵が第442連隊戦闘団の一員として、ミシシッピ州のキャンプ・シェルビーで訓練に入った。 現在のハワイにおいては、日系人部隊編成のきっかけを作っただけでなく、ハワイにおける日系人の地位向上にも一役買ったとの評価を得ている。
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