歴史的建築物と博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/10 15:36 UTC 版)
「マンスフィールド (オハイオ州)」の記事における「歴史的建築物と博物館」の解説
オーク・ヒル・コテージはダウンタウンの北、かつて市の経済を支えた工業地区の中に立地している。ゴシック・リバイバル様式の煉瓦造のこの家屋は、1847年にマンスフィールド・アンド・サンダスキー・シティ鉄道の職長であったジョン・ロビンソンが建てたものである。1864年に地元の眼科・耳鼻科医、ヨハネス・ジョーンズがこの家屋を購入すると、その後100年にわたってジョーンズ一族が住み続けたが、1965年にリッチランド郡歴史協会に家屋・家具ともに売却され、修復・保全されることになった。1969年には、オーク・ヒル・コテージは国家歴史登録財に指定された。現在では、オーク・ヒル・コテージは博物館として一般公開されている。展示されている家具はジョーンズ一家が購入したもので、そのほとんどはニューヨークからマンスフィールドまで鉄道で運ばれたものである。 市北部、リッチランド更生施設の南隣には旧オハイオ州立矯正院が立地している。城塞を思わせるこの監獄は、1886年にクリーブランドの建築家が設計したもので、ビクトリアン・ゴシック、ロマネスク、およびクイーン・アンの3つの様式を組み合わせている。この監獄は1990年まで本来の目的に使用されていたが、その後は一般に公開され、秋にはハロウィンのイベントにも使われている。旧オハイオ州立矯正院は、1983年に国家歴史登録財に指定された。 ダウンタウンに立地するマンスフィールド記念博物館は、1889年に陸海軍人記念館として一般に公開されたもので、リッチランド郡最古の博物館である。同館は古代のネイティブ・アメリカンから、アフリカ系・アジア系に至るまでの、軍事史および自然史に関する事物を展示している。同館の代表的な展示物としては、航空史を物語る約600機の航空機が挙げられる。また、1939年のニューヨーク万国博覧会に出品された、ウェスティングハウス製のロボットも同館で保存・展示されている。陸海軍人記念館は、1980年に国家歴史登録財に指定された。 市西部、ミルズボロ・イースト・ロードとマリオン・ロードの南西角の森の中にはマンスフィールド芸術センターが立地している。同館は美術館として、作品の展示を通じて地域住民向けに美術作品に触れる機会を提供しているほか、美術教育を提供し、また地域の芸術家のサポートも行っている。 リッチランド更生施設および旧オハイオ州立矯正院のすぐ東には、ダイアモンド・ヒル大聖堂に併設された、オハイオ州唯一の蝋人形博物館であるバイブルウォークが立地している。同館は聖書に描かれている70シーンを再現する、300体以上の蝋人形を展示している。また、同館は教会員が寄付した宝飾品や、1500年代まで遡る各国の珍しい聖書なども展示している。
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