歴史と役割とは? わかりやすく解説

歴史と役割

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 08:00 UTC 版)

スペインの県」の記事における「歴史と役割」の解説

現在のスペインの県制定されたのは1833年で、スペイン独立戦争後の地方行政改革よる。このとき作られ49の県が基本的に現在まで続いている。ただし、このときカナリア諸島は2県に分かれておらず1県だった。 また1959年以降には一時期スペイン領サハラ1976年放棄し、現在モロッコ支配下)とイフニ(1969年モロッコ譲渡)とフェルナンド・ポー島(ビオコ島リオムニと共に1968年赤道ギニアとして独立)とリオムニ(フェルナンド・ポー島と共に1968年赤道ギニアとして独立)のアフリカにある4つスペイン海外領土が、フランコ政権時に県議会がある自治権を持つたアフリカスペインの県地位得られていた。 フランコ死後のスペインの民主化により、1978年憲法制定され自治州制度導入された。1979年から1983年まで県をまとめる形で17自治州順次発足したが、複数の県からなる州もあれば、一県で一州となった州もあった。 自治州には議会内閣からなる自治政府置かれており、大きな権限持っている。県には県議会(diputación provincial置かれ議員自治体選挙による間接選挙選ばれる県の役割は、基礎自治体(municipio)のサービス連携調整支援である。 アストゥリアス州マドリード州など一県一州の州には県議会置かれず、県の役割は州が担っているまた、バレアレス諸島カナリア諸島では、県議会ではなく島嶼議会県の役割担っているカナリア諸島は2県だが県議会置かれていない)。 2010年7月27日カタルーニャ州議会で、ベゲリアス法案賛成多数可決された。これによると、現在カタルーニャ州は4県に分けられているが、7つのVegueriaに変更するとのことである。

※この「歴史と役割」の解説は、「スペインの県」の解説の一部です。
「歴史と役割」を含む「スペインの県」の記事については、「スペインの県」の概要を参照ください。

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