歌舞伎山車と庵屋台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 14:44 UTC 版)
現在祭礼では曳き回されていない歌舞伎山車の、新町、川原町(現 今石動町1丁目)、鍛冶町(中下飯田鍛冶町)、越前町、福町2丁目、福町3丁目の6町の内、越前町の歌舞伎山車は1933年(昭和8年)まで、新町は1955年(昭和30年)まで、現在唯一曳き出すことのできる川原町の歌舞伎山車は、宝暦年間(1751~1764年)に創建された内車3輪の山車で、1967年(昭和42年)まで子供歌舞伎が行われていたことがわかっている。鍛冶町の歌舞伎山車は江戸末期より始められ、1971年(昭和46年)まで曳き出されたとされる。 庵屋台は、細工町、福町1丁目、川岸町の3町(昔は越前町を含め4町)の内、細工町が昭和40年代中頃まで曳きだしていた。 鍛冶町(中下飯田鍛冶町)の歌舞伎山車は、小矢部市市制30周年記念の1992年(平成4年)に曳き回し、2002年(平成14年)に組み立てて展示、2017年(平成29年)には組立て技術を継承したいと若手住民から声が上がり、同年4月22、23日の2日間を掛け組み立て、4月24日から祭礼当日の29日まで町内の道林寺境内にて展示された。 川原町(現 今石動町1丁目)の歌舞伎山車は、1997年(平成9年)に組立てられて以来14年ぶりに組立て技術を継承しようと、2011年(平成23年)7月16日に組立てられ、翌17日18時より町内を曳き回した。 また2016年(平成28年)の祭礼には、これまで長い間山蔵に収蔵されていた新町の歌舞伎山車、新町の庵屋台、越前町の歌舞伎山車の装飾彫刻をそれぞれの山蔵とともに公開した。また市内中心部の施設では、歌舞伎山車や庵屋台の写真や子供歌舞伎の台本などが展示された。
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