桃景色【モモゲシキ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10539号 |
登録年月日 | 2002年 9月 4日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 桃景色 よみ:モモゲシキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 9月 4日 | |
品種登録者の名称 | 波多江文喜 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市西区大字西浦1279番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 波多江文喜 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「紅景色」の枝変わりであり、花は紫ピンク色のやや大輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は赤紫、強さは強、中空の程度はやや大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度はやや弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は中である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は管弁Ⅰ、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9211)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは小、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。「紅景色」と比較して、外花弁の表面の色が紫ピンクであること、花盤の色が黄緑であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に育成者の温室(福岡県福岡市)において、「紅景色」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「紅桜」であった。 |
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