東海道電気鉄道の設立とその頓挫とは? わかりやすく解説

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東海道電気鉄道の設立とその頓挫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:05 UTC 版)

愛知電気鉄道」の記事における「東海道電気鉄道の設立とその頓挫」の解説

東海道電気鉄道は、前記尾三電気鉄道後身であり、尾三電気鉄道当時御器所村現在の名古屋市昭和区)から下地町現在の豊橋市下地町)までの免許取得した後、前愛電社長福澤桃介創立委員長迎えて会社設立した同社最終的に東京 - 大阪を結ぶ長大高速電気鉄道線の建設構想抱いており、また福澤愛電筆頭株主である名古屋電灯社長兼務していたことや、福澤藍川との人的関係から、構想実現の後には愛電同社吸収合併されるとの観測なされていたという。 しかし、東海道電気鉄道における最大資本提供者で、過去日本電気鉄道東京 - 大阪間電気鉄道敷設計画)の計画推し進めていた安田善次郎1921年大正10年9月暗殺されたことによって資金繰りが行詰まり同社計画頓挫した同社愛電のほか、愛電同じく名古屋電灯筆頭株主となっていた美濃電気軌道に対して救済合併申し入れ行った。この申し入れに対して美濃電気軌道受け入れ断ったものの、愛電数度交渉の後に承諾し1921年大正10年12月合併仮契約締結され、翌1922年大正11年7月8日付で愛電東海道電気鉄道吸収合併した。この救済合併には、福澤藍川人的関係を背景として東海道電気鉄道計画線免許承継による路線建設計画続行する意図愛電にあったものと指摘される。 以上の経緯によって、東海道電気鉄道保有していた免許線は愛電によって保有されることとなり、豊橋線のうち矢作 - 下地はその敷設計画に基いて建設決定したのである。また前記合併機に愛電資本金を15152500円(うち払込資本金4575000円)と大幅に増資し当時東海地方において有数大規模事業者となった

※この「東海道電気鉄道の設立とその頓挫」の解説は、「愛知電気鉄道」の解説の一部です。
「東海道電気鉄道の設立とその頓挫」を含む「愛知電気鉄道」の記事については、「愛知電気鉄道」の概要を参照ください。

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