東松3号船団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 22:34 UTC 版)
東松3号船団は8ノットの低速船団で、海軍徴用船を中心とした輸送船12隻と護衛艦10隻で編成された。護衛部隊は、軽巡「夕張」を旗艦とする第1特設船団司令部(司令官:伊集院松治少将、後に第1護衛船団司令部に改称)が指揮し、今回も駆逐艦3隻・海防艦2隻など強力であった。 3月22日に船団は東京湾から出航、28日にパラオ行き船団6隻(駆逐艦1隻・海防艦2隻護衛)を分離し、船団本隊は30日にサイパンへ到着した。この間、25日に護衛の第54号駆潜艇がアメリカの潜水艦ポラックの雷撃によって撃沈されたが、輸送船に被害はなかった。パラオ行き船団は、アメリカ海軍第58任務部隊によるパラオ大空襲の情報を受けて引き返し4月2日にサイパンへ碇泊したが、再出航して4月14日にパラオへと無事に到着した。 復航船団は輸送船4隻と護衛艦6隻で4月3日にサイパンを出港、4月10日に横須賀へ無事に帰還した。 駆逐艦「雷」はサイパンからメレヨン島への輸送作戦の帰路の4月13日にアメリカの潜水艦ハーダーの雷撃により沈没した。また軽巡「夕張」はパラオからソンソル島への輸送作戦の帰路の4月27日にアメリカの潜水艦ブルーギルの雷撃により沈没した。
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東松3号船団
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3月22日東京湾発、3月30日サイパン着。パラオ行きは4月14日パラオ着。
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