本殿及び拝殿とは? わかりやすく解説

本殿及び拝殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 00:58 UTC 版)

吉備津神社」の記事における「本殿及び拝殿」の解説

現存する本殿・拝殿は、室町時代明徳元年1390年)、後光厳天皇の命を受けた室町幕府3代将軍足利義満造営開始し応永32年1425年)に遷座した。比翼入母屋造本殿の手前に切妻造平入り拝殿接続する比翼入母屋造とは、入母屋造屋根前後2つ並べた屋根形式で、「吉備津造」ともいう。 本殿大きさは、出雲大社本殿八坂神社本殿匹敵するもので、随所仏教建築影響みられる地面より一段高く、漆喰塗土壇亀腹の上建ち平面桁行正面五間、背面七間梁間八間で、屋根檜皮葺とする。内部中央閉鎖的な内々陣その手前の内陣があり、その周囲一段低い中陣とし、中陣の手前はさらに一段低いの壇(あけのだん)とし、これらの周囲にさらに低い外陣一周するこのように外側か内側向けて徐々に床高高くする特異な構造である。壁面上半には神社には珍しい連子窓めぐらす。挿肘木皿斗虹梁形状など神社本殿大仏様だいぶつよう)を応用した唯一のとされる拝殿本殿同時に造営され桁行側面三間梁間正面一間妻入りで、正面切妻造背面本殿接続正面側面には裳階(もこし)を設ける。屋根本殿同じく檜皮葺だが、裳階本瓦葺きとする。これら本殿・拝殿は、合わせて1棟として国宝指定されている。

※この「本殿及び拝殿」の解説は、「吉備津神社」の解説の一部です。
「本殿及び拝殿」を含む「吉備津神社」の記事については、「吉備津神社」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「本殿及び拝殿」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「本殿及び拝殿」の関連用語

本殿及び拝殿のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



本殿及び拝殿のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの吉備津神社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS