朝鮮半島に帰還した高麗人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:13 UTC 版)
第二次世界大戦前後に、小規模ながら高麗人の朝鮮半島への帰還移動があった。主なグループとしては 日本統治下における諜報活動を行うために派遣された者。 大戦後の1945年から1946年にかけて到着した赤軍兵士 1946年から1948年にかけて北朝鮮に到着した各方面の指導者。 一身上の都合でソ連から北朝鮮に渡った一般人。 に分類される。 前述した通り、中央アジアにおける高麗人の品行方正ぶりが評価されたことにより、第二次世界大戦末期から対日戦争をにらんで、ソ連当局は一部の高麗人を軍・共産党に受け入れ始めた。彼らは終戦後、北朝鮮の経済再建や朝鮮人民軍の創設に大きく貢献したが、ほぼ全員が粛清されることとなった。 後に、大規模な韓国への労働移住が展開されることとなった。 2005年の時点で、10,000人ものウズベキスタン人が韓国での労働に従事しており、その大部分が高麗人である。 韓国からウズベキスタンへの送金は、毎年1億ドルを超えると見積もられている。韓国では1945年の政府発足時点に国籍を有した高麗人の韓国での帰還を認めているが祖父母が韓国籍と定められ四世は成人になると出国する必要がある。
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