有名局
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1895年、田村保寿四段(先二の先番)との一局。左辺5子のサバキを問われた場面、白1のハネダシから白3と取られている2子を3子にしたのが語り伝えられる秀栄の妙手。aの受けならbとノゾキを利かしてdとハネ、種石の黒3子(▲)を取り込む。また白3に対してcのツギなら、白e、黒a、白f、黒g、白hとワタってしまう。黒の田村はeとアテて上の3子(▲)を捨てる他なく、ピンチの白5子は大威張りで生還することとなった。 囲碁史上に残る妙手として有名だが、ここに至るまでの秀栄の打ち回しにも評価が高い。
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有名局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 09:30 UTC 版)
本因坊秀和(白)対 太田雄蔵 黒の太田が中央作戦を敷いてきたのに対し、白の秀和は右辺を白2から6と低位で受け、また下辺も白10から14と反発せずに受け切るという趣向に出た。黒は15と中央を囲うが、この手がよくなかったともいわれ、白は16から18と平易に打って2目勝ちに持ち込んだ。この碁について、弟子の本因坊秀甫は「秀和だから打ってもいいので、これを規範としてはいけない。他の人がこんな打ち方をすると必ず負ける」と述べ、関山仙太夫は「道策と丈和の両棋聖が一緒になっても打てない」と感嘆している。
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有名局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 14:59 UTC 版)
1978年、第3期名人戦にて大竹が林海峯名人に挑戦したシリーズの第3局。黒1のヒラキに対し、白の大竹は1時間29分の長考の上、2から4とカケる珍しい手段を選んだ。 以下白12までとシボリ、黒13に対しては白14,16と二段バネして黒を辛抱させ、サバキに成功。 さらに局面が進み、黒1のカケを迎えた場面。白aからgと下辺で生きるようでは、黒hの攻めを受けて形勢を損じる。 ここで大竹は白2と打ち込み、△の3子を捨てる作戦を採った。白4,6を利かして厚くした上、白8から攻め立てて左上の模様を拡大。主導権を握って、快勝した。本局は大竹の名局とされ、多くの書籍で紹介されている。
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