曲面三角形とは? わかりやすく解説

曲面三角形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 01:20 UTC 版)

Additive Manufacturing File Format」の記事における「曲面三角形」の解説

形状忠実度を向上させるために、フォーマット曲がった三角パッチ許可している。デフォルトでは全ての三角形平坦で、三角形の辺は2つ頂点を結ぶ直線であることを仮定している。しかしながらカーブ持った表面サーフェス)を記述するとき、必要なメッシュ要素の数を減少させるために曲面三角形と曲線エッジ必要に応じて指定することができる。曲率情報は、平面三角形の同じ数によって記述される表面比べて1000倍の規模球面誤差低減することが示されている。曲率曲面平面から平面三角形最大寸法50%超えない範囲指定できる曲率指定するために、要素必要に応じて子要素使って所望曲面指定できる曲面の曲率制御には頂点位置での法線利用する。この時、法線長さは1でかつ面の外側向いている必要があるAMFではSTL異なり要素曲率指定にのみ用いる。またSTLnormalは面に対応する法線であるのに対しAMFでは頂点対応する法線となっているので注意が必要である。もし要素指定され場合指定され頂点接す全ての三角パッチの辺は曲線になる。そのため、曲面もまた元の平面三角パッチ法線垂直に交わる。曲面において曲率が定義できない場所(たとえば円錐先端のような先端部や、2つ曲面の交わる境界部分のようなエッジ部)では、要素使って2つ頂点からなる曲線指定する曲率指定する辺の始点終点での接線方向ベクトル使って指定される曲率指定において要素要素食い違い発生する場合要素優先される曲率指定され場合三角パッチ4つ小さな三角パッチ再帰的繰り返し分解される。このときの繰り返し回数は5回でなければならない。そのため、最終的に1つ三角パッチ1024(=4^5)の小さな平面三角パッチ置き換えられる。これらの1024三角パッチはオンザフライで製造プロセスにおけるスライス理などの際、一時的に保持される

※この「曲面三角形」の解説は、「Additive Manufacturing File Format」の解説の一部です。
「曲面三角形」を含む「Additive Manufacturing File Format」の記事については、「Additive Manufacturing File Format」の概要を参照ください。

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