曜日の名称から
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:44 UTC 版)
いくつかの言語では、曜日の名称が明示的もしくは暗黙で順序を示す。 ドイツ語 は、水曜日をMittwoch (ミットゥヴォッホ、直訳すれば「週の中間」)と称して日曜日が週の始まりであることを前提としている。ロシア語のсреда (スレダー、真ん中)も同様だが、週末と平日を区別して月曜日を平日の第1日としている。 中国語 は、唐 の時代に占いの中で日本語と同じ曜日名を用いたが、現在は日曜日を星期日、平日の月曜日 - 土曜日を星期一 - 星期六と称する。中国大陸は月曜日始まりの扱いが多く、香港の中国語カレンダーは日曜日始まりが多い。 ベトナム語 は、日曜日をChủ nhật(主日)、月曜日 - 土曜日を二次 - 七次を意味する言葉 (Thứ Hai - Thứ Bảy) で表す。近年のベトナム 語カレンダーは、ヨーロッパ諸国やタイと同様に日曜日を週末に配するものが多見される。 ポルトガル語は、ポルトガル北部ブラガの司教マルティーニョ・デ・ドゥメが、聖週間の曜日にキリスト教以前に由来する表現を用いることに反対し、キリスト教典礼で使われていた数字表現を用いてイースターの前の日曜日を第1休息日、月曜日を第2休息日……と代替することを提唱したが、後に一般化して月曜日 - 金曜日は第2 - 第6 (segunda-feira, terça-feira, quarta-feira, quinta-feira, sexta-feira) の表現が使われる。中世までポルトガル語と同一言語だったスペイン北西部のガリシア語は、スペイン語に類似の表現が使われる。 スワヒリ語は、週の起点を金曜日または土曜日としている。
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