映日とは? わかりやすく解説

えい‐じつ【映日】

読み方:えいじつ

太陽から地平線挟んだ真下対象位置出現する光の帯氷晶が光を反射してできる虚像で、高山飛行機などから見られる


映日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/23 14:15 UTC 版)

飛行機から撮影した映日
スキー場にて撮影した映日(右下)

映日(えいじつ, subsun)とは、太陽から地平線を挟んで正反対の真下に、白い光の帯が見える大気光学現象のことである。

の中に六角板状氷晶があり、が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かぶ。このほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面で太陽からの光線反射され、太陽の虚像として見えるのが映日である。

映日は太陽と地平線をはさんで対称な位置、つまり地平線下にあり、普段は見ることができない。見ることができるのは航空機や高山などからに限られる。

太陽柱は、氷晶が水平からずれているために、映日を見せるような氷晶からの光が上下に広がって、地上でも見えるものである。太陽柱と映日が同時に出現することもあるが、映日のみの場合もある。

屈折せず反射するのみなので、色は付かず、白く見える。ただし、日の出日没時は朝焼け・夕焼けによって赤みがかかって見える。また、氷晶に入って底面で反射し、屈折して出る光路もあり、原理的には分光するが、一部であるので、散乱するため影響はごく少ない。

出典

関連項目


映日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 09:18 UTC 版)

太陽柱」の記事における「映日」の解説

太陽の高度が高い場合は、反射起こす氷晶を含む地平線よりも下になければ、この反射光を見ることはできないこのような条件飛行機高山などに限られる。そのため、太陽柱見られるのは、通常日出または日没時のみである。太陽の高度が高い場合飛行機高山から見え反射光太陽離れて太陽地平線はさんで対称位置見えるので映日という別の現象名で呼ばれる

※この「映日」の解説は、「太陽柱」の解説の一部です。
「映日」を含む「太陽柱」の記事については、「太陽柱」の概要を参照ください。

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