旧蒲田区の町名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 05:02 UTC 版)
旧蒲田区に該当する区域は、明治11年(1878年)の郡区町村編制法施行の時点では、荏原郡に属し、蒲田新宿村(単に「新宿村」とも)、北蒲田村、御園村、女塚村(おんなづかむら、おなづかむら)、八幡塚村(はちまんづかむら)、高畑村、雑色村(ぞうしきむら)、町屋村、古川村、羽田村、羽田猟師町、鈴木新田、麹谷村(こうじやむら)、浜竹村、下袋村、萩中村、矢口村、古市場村、下丸子村、道塚村、蓮沼村、今泉村、原村、小林村、安方村の1町24村があった。このうち麹谷村、浜竹村、下袋村は明治12年(1879年)に合併して新たな麹谷村となり、この区域の町村数は1町22村となった。 明治22年(1889年)の市制町村制施行に際し、これら1町22村は廃置分合され、荏原郡蒲田村、六郷村、羽田村、矢口村の4村に編成された。これら新設の4村と旧町村との対応関係は以下のとおりである。 蒲田村 - 蒲田新宿村、北蒲田村、御園村、女塚村(他に鵜ノ木村飛地) 六郷村 - 八幡塚村、高畑村、雑色村、町屋村、古川村 羽田村 - 羽田村、羽田猟師町、鈴木新田、麹谷村、萩中村 矢口村 - 矢口村、古市場村、下丸子村、道塚村、蓮沼村、今泉村、原村、小林村、安方村(他に鵜ノ木村飛地) 上記の旧町村名は蒲田村、六郷村、羽田村、矢口村の大字名として引き継がれた。なお、荏原郡鵜ノ木村は大部分が調布村(現・大田区のうち)に編入されたが、同村の飛地(字沖島)は蒲田村と矢口村に編入された(現・西蒲田一・二丁目付近)。 羽田村は明治40年(1907年)、蒲田村は大正11年(1922年)、六郷村と矢口村は昭和3年(1928年)、それぞれ町制を施行し、羽田町、蒲田町、六郷町、矢口町となった。昭和7年(1932年)、これら4町の区域をもって蒲田区が成立した。旧羽田町の5つの大字(羽田、羽田猟師町、鈴木新田、麹谷、萩中)は17町丁に再編された(詳細は下表参照)。旧蒲田町、六郷町、矢口町の大字名はおおむね蒲田区の町名に引き継がれたが、以下のような変更があった。 蒲田町蒲田新宿 - 新宿町 蒲田町北蒲田 - 蒲田町 六郷町八幡塚 - 六郷町 六郷町出村(もと八幡塚村の飛地) - 出雲町 矢口町古市場 - 古市町 矢口町原の飛地 - 志茂田町 矢口町上平間・中丸子(もと神奈川県橘樹郡御幸村の飛地) - 下河原町
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