旧日本植民地出身の軍人軍属の合祀とは? わかりやすく解説

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旧日本植民地出身の軍人軍属の合祀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:42 UTC 版)

靖国神社問題」の記事における「旧日本植民地出身の軍人軍属の合祀」の解説

第二次大戦期日本兵として戦った朝鮮人日本兵台湾人日本兵軍属を含む)も多数祀られているが、中には生存者含まれていたり、遺族一部からは反発出ている。 2001年平成13年6月29日韓国台湾元軍人軍属一部遺族252名が、日本対し戦争受けた被害として24億円余の賠償金求めた裁判原告敗訴)で、原告の内55人は「戦死した親族靖国神社への合祀は自らの意思反し人格権侵害である」として、合祀取り消し求めた2003年2月17日には、小泉靖国参拝高砂義勇隊合祀反対訴訟原告団長として高金素梅台湾立法委員が代表となり訴訟起こした(なお、合祀対す台湾人内部見解の相違については、台湾国内の微妙な政治的問題相俟っているとの指摘なされている)。 「親族の意に反した合祀日本によるアジア侵略象徴である」との批判がある一方、「英霊として日本人分け隔てなく祀ることは日本だけでなく台湾朝鮮元軍人軍属への最大級敬意現れであり、日本台湾韓国における統治政策欧州各国による東南アジア植民地政策とは一線を画していたことを示すものだ」とする意見もある。また、合祀しなかった場合日本人台湾韓国人元軍人軍属平等に扱わなかったと別の面で批判されるとの指摘もある。

※この「旧日本植民地出身の軍人軍属の合祀」の解説は、「靖国神社問題」の解説の一部です。
「旧日本植民地出身の軍人軍属の合祀」を含む「靖国神社問題」の記事については、「靖国神社問題」の概要を参照ください。

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