日本語入力フロントエンドプロセッサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 14:46 UTC 版)
「フロントエンドプロセッサ」の記事における「日本語入力フロントエンドプロセッサ」の解説
詳細は「インプットメソッド」を参照 主に日本のMS-DOS普及期には、コンピュータへの文字列入力時にかな漢字変換を行うための日本語入力システムを、「日本語入力フロントエンドプロセッサ」(日本語入力FEP)と呼び、略してFEPとも呼んだ。 これはワープロソフトなどのアプリケーションソフトウェアから見ると、(MS-DOS用の多くの)日本語入力システムが前処理を行い、漢字変換などをした後の文字列を、「入力」として受け取るためである。「日本語入力フロントエンドプロセッサ」という用語が初めて用いられた製品は、1986年にバックス社がPC-9800シリーズ用に発売した、かな漢字変換システム「VJE-86」である。このため当時の業界・ユーザー・マスコミ等の一部では、文字入力システム全般を「FEP」とも呼称した。 ただし当時のMS-DOS供給元である各メーカーは「FEP」とは呼ばなかった。またMacintoshにおいては「日本語入力フロントエンドプロセッサ」という用語は使われず、当初から「インプットメソッド」という用語が一般的であった。Microsoft Windows(Windowsでは日本語入力はフロントエンドプロセッサ方式ではないのでフロントエンドプロセッサと呼ぶこと自体誤り)の普及以後は、一般的な用語である「インプットメソッド」や、マイクロソフトの用語である「インプットメソッドエディタ」 (IME) という用語が普及した。
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