日本相撲協会との関わり
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2008年9月30日、日本相撲協会外部理事に就任。2010年には一連の大相撲野球賭博問題を受けて設置された相撲協会外部による特別調査委員会の座長を務めた。琴光喜を調査するにあたり、「当然やるよ。一番にクビだよ」と発言したり、横綱審議委員会について「改革についてお節介を焼かなくてもいいんですよ。権威主義的な昭和の遺物ですね」と述べて横審から抗議文を送られたり、「俺は外部の人間だから責任を感じなくて良いんだよ」と発言するなど、歯に衣着せない発言で話題となった。これらの言動は、不祥事を起こした力士や親方らのその後の処遇を決める立場の者が発言するにはあまりにも軽率かつ非常識であり、同時に彼らに対する人権軽視だとして、多くの相撲評論家や相撲ファンから批判された。報道を担当するキャスターやコメンテーターにも小倉智昭のように伊藤を批判する者が多くいた。また、批判した人物の中には伊藤を招聘した側である協会の幹部も一部含まれている。また、会見で処分対象者の名を挙げる際にニヤニヤした顔つきをしたり、多くの協会関係者が緊張の面持ちで国技館入りする中でただ一人ズボンに手を突っ込んだ不遜な態度で国技館入りするなど、発言以外の動作面でも「調子に乗っている」「品が無い」「座長という自覚が無い」「無駄に偉そうな態度が気に喰わない」などと批判された。 翌2011年にも大相撲八百長問題で設置された特別調査委員会の座長に就任した。しかし、2012年1月31日、日本相撲協会外部理事を退任。退任理由は伊藤の度重なる言動を問題視した協会の判断だといわれている。
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