日本相撲協会に申し入れを行った女性政治家
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「女性は土俵から降りてください」の記事における「日本相撲協会に申し入れを行った女性政治家」の解説
1990年(平成2年)、女性初の内閣官房長官に就任した森山真弓は、同年の初場所で「内閣総理大臣の代理として優勝した力士に内閣総理大臣杯を手渡したい」と希望した。しかし「土俵に上がって授与することは遠慮してほしい」と相撲協会理事長の10代二子山(第45代横綱・初代若乃花)が要請したため、森山は断念している。 2000年(平成12年)の春場所では、女性初の大阪府知事に就任した太田房江が、大坂場所の千秋楽の表彰式で「自分の大阪府知事賞という賞を手渡したい。それが礼儀である」「その場合に上らなくてはならないのであれば、上りたい」と要望した。太田自身が「どうしても上りたい」意図ではなく、「日本の伝統」と「女性活躍」という社会の変化について、多くの人々に考えてもらう契機としたかったためであったという。2期8年間のあいだ要望を続けたが、断られ続けたという。当時の相撲協会の対応については「大変、丁寧に対応してくださって、何年かに渡ってアンケート調査をしてくださいました。毎回、半分よりちょっと多い方が、やはりしきたりは守るべきだというご意見だったんですね。最後までそれが実現できなかったことは個人的には残念でした」と明かしている。 2018年(平成30年)4月5日、宝塚市市長の中川智子は宝塚場所の主催者に「土俵上であいさつさせて欲しい」と申し入れたが、断わられたという。このため、6日の宝塚場所当日のあいさつで中川は「女性という理由でできないのは悔しい。伝統を守りながら、変革する勇気も大事なのではないでしょうか」などと抗議した。さらに両国国技館を訪れ、「女人禁制」を見直すことを求める要望書の提出を行った。翌2019年(令和1年)3月8日にも、検討状況などを直接確認するために国技館を再訪し、芝田山広報部長と約50分間の面談を行っている。
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