日本支部基地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:02 UTC 版)
東京近郊(城西方面)に位置し、スロープに囲まれた五面体型で銀色の建造物と五面体型で黒色の建造物を組み合わせた本部棟、ジェットビートルの発進ポート、別棟で構成されている。基地の外壁は、あらゆる光線や熱線を遮る特殊な合金を加えた鉄筋コンクリート製。基地内部には、隊員たちが勤務する大型電子頭脳を備えた司令室をはじめ、司令室の上階とポールで繋がる仮眠室や、ホテル並みの環境が整った来客用のレストルーム、回収された遺留品を研究する分析室に、新装備開発のための作業室などが置かれ、基地周囲には、消火用の自動放水装置も設置されている。 第17話で、ブルトンが生み出した四次元空間に包まれ、第31話ではゴトウに化けたケロニアに侵入されるなど、襲撃を受けることも少なくない。また最終回では、ゼットン星人に侵入されて内部を破壊され、ゼットンの火球攻撃を受けて火災が発生する。 第38話と最終回である第39話では、司令室の大型電子頭脳以外に様々なレーダー機や計測器といったコンソールシステムが導入されている。 『ULTRAMAN』の世界では表向き解体されており、日本支部はウルトラマンの軌跡、活躍を展示した「光の巨人記念館」となっている。 デザイン・造形 デザインは成田亨が担当。最初に作られたセットは初期のライブ撮影後に取り壊され、その後は必要に応じて新たに作られた。第16話で作られたセットでは、ビートルの発射台にカタパルトが増設され、同時に周囲の骨組みや照明の色が変更された。第17話で作られたセットは、発射台の裏手を通るスロープの基部の形状やレーダーの位置が異なる。第39話で作られたセットは、本棟と発射台の位置関係が異なる(そのためスロープがなくなっている)ほか、別棟の形状がまったく異なる。 司令室は、東京美術センターの倉庫であったNo.3ステージの南側の一角に組まれ、大コンピューターの稼働をイメージさせるために、壁面コンピューターには大量に小型電球が配されている。
※この「日本支部基地」の解説は、「ウルトラマン」の解説の一部です。
「日本支部基地」を含む「ウルトラマン」の記事については、「ウルトラマン」の概要を参照ください。
- 日本支部基地のページへのリンク