日本とグレープフルーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 18:04 UTC 版)
「グレープフルーツ」の記事における「日本とグレープフルーツ」の解説
亜熱帯地域原産の植物であるため、生育には高温が必要で、日本では限られた地域でしか収穫できない。 99%以上が輸入グレープフルーツ 日本で流通するグレープフルーツは、99%以上が世界各地から輸入されたもので、その7割近くをアメリカ産が占めている。 2004年の輸入量(ポメロを含む)は約28万9000トン、2018年の輸入量は約7万2000トンだった。その15年ほどでおよそ1/4に減少した。日本人全体のグレープフルーツ消費量が減少傾向にあるが、特に若者では顕著で、グレープフルーツを一度も食べたことがないという若者もいる。(とはいえ若者も果実という形ではなく飲料の形ならば、たいていはグレープフルーツを時々は口にしている。高校生や大学生がしばしば利用するサイゼリヤなどでもフリードリンクコーナーでしばしばグレープフルーツ果汁入りのドリンクを提供していて大抵の若者はドリンクを片っ端から味見をするものであるし、炭酸飲料MATCHもグレープフルーツ果汁入りであるなど、果汁入り飲料の形でならばさまざまな場所で口にする機会がある。)[要出典]。 なお果実の輸入品には品質維持と腐敗防止のために収穫後に農薬(殺菌剤)が塗布されている。これをポストハーベストと呼ぶ(日本の法律では食品添加物扱い)。 わずかな量の国内産グレープフルーツ 国内生産されている「限られた地域」とは静岡県(浜松市)のことであり、2018年(平成30年)の静岡県のグレープフルーツの栽培面積がわずか1.1ヘクタールで、収穫量わずか 23.3トン、出荷量 わずか18.6トン(※)なのだが(※「万トン」ではない、ただの「トン」である)、この静岡県のわずかな生産が国内生産のほぼ100%を占める。 流通の単位 バナナやオレンジ、グレープフルーツなどの輸入果実を卸売市場で取引するときの単位は「カートン」と言い、グレープフルーツは1カートン40個である。 日本の八百屋の店頭に並ぶグレープフルーツ。 日本の店頭で「イスライル産」と表記されてしまったグレープフルーツ。正しくは「イスラエル産」。
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