新疆ウイグル自治区におけるジェノサイド否定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 20:44 UTC 版)
「村田忠禧」の記事における「新疆ウイグル自治区におけるジェノサイド否定」の解説
2021年5月に中国の新疆ウイグル自治区で多数のウイグル人が新疆ウイグル再教育収容所に収容されてジェノサイドが発生しているという欧米諸国からの批判について(「ウイグル人大量虐殺」も参照)、村田は「新疆ウイグル自治区の『ジェノサイド』は無知と偏見の産物」というタイトルの文章を執筆して、複数の日本メディアに投稿したが「誰にも相手にされず」掲載されることはなかった。村田は、その文章の中で「ウイグル族は安定的に増加している」「このような歴然とした事実を無視して、『ジェノサイド』が進行している、といくら声高に叫んだところで、(中略)アメリカ政府の『人権外交』の本質が無知と偏見で作られた『デマ情報』に基づいていることを全世界人民に知らせる結果となるであろう」「(2017年に新疆を訪れた外国人観光客のうちカザフスタン、モンゴル、パキスタン、日本、韓国が上位を占めたが)日本、韓国以外はいずれも新疆と国境を接しているか、旧ソ連に属していた国で、自国内に新疆の少数民族と同じ民族を抱えている国々である。もし新疆で自己の民族同胞が抑圧され、犠牲になっているのなら新疆を訪問する気になるだろうか」と主張した。 また、村田は中国共産党中央委員会の機関紙『人民日報』系列の『人民網』の取材に応じて、「いわゆる『ジェノサイド』は全く存在しない。私は新疆を訪れて自分の目で新疆の繁栄と発展を確かめたので、西側が中国を中傷する言葉を信じない」「一般の日本人は新疆についてほとんど知らないが、新疆に行った人であれば、西側の新疆への中傷は反論するまでもなく嘘だと分かるだろう。しかも、日本メディアや書店には中国を悪く言う内容や本があふれており、日本人の中国に対する誤解を生じさせている部分が大きい」「近年、中国の政務公開の取り組みが大きく進展し、ネット上でより詳細なデータを入手できるようになった。隣国として、日本はかつて『中国研究』に長けていたが、現在の日本はすでに本当の中国を理解していない、もしくは理解しようとしない状況になっている。だからこそ、西側の嘘にだまされ、米国に『誘導されるままに脇道にそれた』」「以前と比べ、日本国内の対中世論の雰囲気が急速に悪化しており、外交政策上さらに米国寄りになっている。しかし日本は経済面で中国と密接な関係があるため、独立した独自の外交的立場を取るべきだ」と述べている。
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