新幹線用システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/20 09:31 UTC 版)
「早期地震警報システム」の記事における「新幹線用システム」の解説
P波(初期微動)地震計を日本の沿岸、鉄道沿線および主要内陸部に設置し、大きな地震となるべきP波を検知した場合に自動的に警報動作をし、鉄道の列車を停止させるシステムである。 コンセプトは国鉄鉄道技術研究所時代に開発が始まったユレダス(早期地震検知警報システム、地震動早期検知警報システム、英語: Urgent Earthquake Detection and Alarm System)と同様であるが、種々の改良、高度化がなされている。(「ユレダス#略歴」も参照) なお、新幹線用地震計の主要地震計の一部は、緊急地震速報の主要地震計と同様のものを使用している。緊急地震速報自体も、ユレダスシステムからヒントを得て高度化したものであり、ユレダスからの発展的統合と言える。 現在、日本国内の新在直通路線を除く新幹線路線全線において施行されている。 早期地震検知システム・JR北海道沿線8、遠方9 早期地震検知システム (EQAS)・JR東日本沿線85、遠方50 東海道新幹線地震警報システム (TERRA-S)・JR東海沿線50、遠方21 早期地震検知警報システム・JR西日本沿線59、遠方14 対震列車防護システム・JR九州沿線12、遠方6 (数字はそれぞれ、沿線=沿線地震計(後述)、遠方=沿岸・内陸地震計(後述)の設置数) 各社とも名称は異なるが、特に新幹線部分に関しては機能は概ね同様である。
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