新国史とは?

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新国史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/08 03:19 UTC 版)

新国史』(しんこくし)は、六国史最後の『日本三代実録』の後を受けて10世紀編纂されていたとされる日本国史。草稿のままで終わったとされている。一説には『続三代実録』(ぞくさんだいじつろく)と呼ばれたとも言われている。著者は藤原実頼大江朝綱ら。




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注釈

  1. ^ 細井浩志は、『新国史』を基にしたと推定される『日本紀略』の記事のうち、今日では科学的に発生日を算出することが可能な日食などの天文現象の記事の有無を検証したところ、昌泰までは高い確率で合致しているにもかかわらず、延喜以後突然記載漏れが急増することを指摘し、昌泰の変(醍醐天皇が菅原道真大宰府に事実上配流した事件。事件と前後して「延喜」改元が行われる。後に道真は怨霊となったとされた)の記述方針についてまとまらず、同事件以後の草稿が未定稿に終わったとする見解を立てている。また、同時に新国史を事実上廃位されながら長命を保った陽成上皇に対して、光孝天皇の実子とはいえ一旦は臣籍降下した後に皇族に復帰して皇位を継いだ宇多天皇(源定省)系統の正統性を主張するために企画されたもので、同上皇の死去(天暦3年(949年))によって、積極的な編纂意図が失われたとする見解を立てている[1]。なお、宇多天皇と陽成上皇との対立と正史編纂との関連性の問題は遠藤慶太が『日本三代実録』編纂の動機として挙げている[2]

出典

  1. ^ 細井浩志『古代の天文異変と史書』(吉川弘文館、2007年)ISBN 978-4-642-02462-4
  2. ^ 遠藤慶太『平安勅撰史書研究』(皇學館大学出版部、2006年) ISBN 4-87644-131-6


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