新チーム参戦、オーナーシップの交代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:35 UTC 版)
「2016年のF1世界選手権」の記事における「新チーム参戦、オーナーシップの交代」の解説
2014年に参戦発表・エントリーが認められていたハースF1チームが新規参戦。F1への新規参入は2010年にヴァージン(後のマルシャ、現・マノー)、ロータス(後のケータハム)、HRTの3チームが参戦して以来となる。開幕戦では予選はQ1落ちだったものの決勝ではエースドライバーとして移籍したロマン・グロージャンが6位入賞。以降も時々光る走りを見せ、計5度の入賞を記録。コンストラクターズランキングは8位と新参チームとしては健闘した。 ロータスF1チームは前年度末に資金難が深刻化し、ルノーが買収してワークスチームとして再編成することが発表された。70年代のルノーを彷彿とさせるイエローカラーのマシンに大幅パワーアップを果たしたPUを搭載したが、苦戦が続きケビン・マグヌッセンの7位を初めとする3度の入賞に留まってコンストラクターズランキングは9位となった。 前年奇跡的に復活したマノー・マルシャF1チームはマノー・レーシングに名称を変更。コンストラクター名は「マノー」、シャシー名は「MRT」に変更された。ドライバー起用の際には高額な資金を要求するなど資金難は相変わらずだったが、レースではパスカル・ウェーレインがオーストリアGPで10位入賞し2年ぶりにポイントを獲得。一時はザウバーを上回る見せ場もあったが、終盤ザウバーに逆転され惜しくもコンストラクターズランキング11位で最下位となった。 そのザウバーは深刻な財政難から給料遅配が相次いで撤退の可能性まで噂されたが、7月20日に共同株主だったスイスのロングボウ・ファイナンスS.A.へ所有権を譲ることが正式に発表され、チーム創設者のペーター・ザウバーはチーム運営から完全に手を引いた。 1980年から長年にわたってマクラーレンのチーム運営に関わっていたロン・デニスが、11月15日に行われた株主総会を受け、マクラーレン・テクノロジー・グループの会長兼CEOを辞任した。
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