断魚溪
名称: | 断魚溪 |
ふりがな: | だんぎょけい |
種別: | 名勝 |
種別2: | |
都道府県: | 島根県 |
市区町村: | 邑智郡邑南町 |
管理団体: | 邑南町(昭11・4・4) |
指定年月日: | 1935.12.24(昭和10.12.24) |
指定基準: | 名6 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 江ノ川ノ支流ナル井原川ガ權現山ト駒次山トノ間ニ峽谷ヲ成セルモノナリ川ハ石英粗面岩ヲ穿チテ流レ同岩ノ直立節理ニ沿フテ或ハ急流ヲナシ或ハ瀑布ヲナシ或ハ數百仭ノ断崖ヲ造リ或ハ河底ニ大磐石ヲ露出ス景觀ノ中心ハ嫁ケ渕ヨリ神樂ケ渕ニ至ル間ニ峽底一面ニ一大岩盤ノ露出スルヲ千疊敷トイヒ溪流ハコノ岩盤上ヲ直線上ニ南北ニ走レル一節理ノ罅裂ノ底ヲ流走ス之ヲ祝川トイヒ一小橋(通仙橋)ヲ架ス祝川ノ下流ガ幅広キ瀑布トナリテ神樂ケ渕ニ落ツルモノ即チ溪谷ノ名ヲナセル断魚ノ瀧ナリ |
断魚渓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/26 02:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動断魚渓(だんぎょけい)は、島根県邑南町(旧石見町)に位置する渓谷である。
江の川の支流、濁川上流約4キロメートルにわたる渓流で、流紋岩を浸食して形成された[1]。高低差は100メートルほどで、渓流の間には目立った滝はないが、谷底に露出している千畳敷という名の岩盤には自然の摂理による水路、岩樋川が通る。断魚渓という名は下流の神楽淵にある断魚の淵にちなんでおり、鮎の遡上を遮ることから名付けられた。
嫁ガ淵、通仙橋、千畳敷、神楽淵など24の景勝地があり、散策路が設けられている[2]。
漢学者の野田慎(1844年-1899年)が断魚渓の24の景観を「断魚渓二十四景」と定めた[3]。野田が編集した『断魚渓題詠集』は、断魚渓の名を世に広めたとNHKはいう[4]。
1935年には国の名勝に指定されており[2]、江川水系県立自然公園の指定区域である。
関連項目
脚注
- ^ 太田地方のジオサイト 断魚渓 (PDF) 山陰・島根ジオパーク構想のページ 島根大学大学院総合理工学研究科地球資源環境学領域
- ^ a b 島根県 : 断魚渓・千丈渓コース
- ^ 豪雨被災の断魚渓で新たな名所づくり2013年11月27日 山陰中央新報
- ^ 石見町・断魚渓 | NHK映像マップみちしる -新日本風土記アーカイブス-ビデオ
- ^ “映画『砂時計』ロケ地島根の旅”. 島根県観光協会. 2020年2月11日閲覧。
外部リンク
座標: 北緯34度55分45.1秒 東経132度28分27.9秒 / 北緯34.929194度 東経132.474417度
断魚渓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 05:00 UTC 版)
雄橋から300メートルほど下流に向かうと遊歩道の直下に断魚渓がある。帝釈川が輝緑凝灰岩の地層を侵食し、帝釈峡の中でも最も急流をなし魚が遡上できないという意味で断魚と呼ばれる。この輝緑凝灰岩は石炭紀に海底火山が噴火し、その噴出物が堆積したもので、サンゴ、ウミユリの化石が見られ、帝釈峡付近では最も古い地層である。
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