数学における解答方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:23 UTC 版)
「大学入試センター試験」の記事における「数学における解答方式」の解説
数学(「簿記・会計」及び「情報関係基礎」を除く)の解答方式は例外的で、一部の問いを除き、問題文中にある「ア」「イウ」といった枠で囲まれた文字に当てはまる数字や符号を直接マークする形式をとっている。誘導形式が多く、解けない問題があると、その先はできないことがある。また、共通一次時代にあった「*」はないために、自分で出した数値と問題用紙の桁数が違うとその数値は誤答ということになる。決められた区域内の文字のマークが正解と全て一致しないと得点にはならない。 例1:第1問の問題文中でと書かれた部分に対し「-54」と答えたい場合、問題番号1の解答欄「ア」にある(-)をマークし、同様に解答欄「イ」の(5)、解答欄「ウ」の(4)をそれぞれマークする。 例2:問題文中でと書かれた部分に対し − 2 a 3 {\displaystyle \mathbf {-2a \over 3} } と答えたい場合、解答欄「エ」の(-)、「オ」の(2)、「カ」の(a)、「キ」の(3)をマークする。 なお、分数を含む形で解答する場合は既約分数で答えなければならないため、上の例で − 4 a 6 {\displaystyle \mathbf {-4a \over 6} } と答えた場合、数学的に同じ値であっても不正解となる。また、正負の符号は必ず分子に付けることとなっている。 例3:問題文中で と書かれた部分に対し 6 2 {\displaystyle \mathbf {6{\sqrt {2}}} } と答えたい場合、解答欄「ク」の(6)、解答欄「ケ」の(2)をマークする。 なお、根号を含む形で解答する場合は根号の中に現れる自然数が最小となる形で答えなければならないため、上の例で 3 8 {\displaystyle \mathbf {3{\sqrt {8}}} } や 2 18 {\displaystyle \mathbf {2{\sqrt {18}}} } と答えた場合、数学的に同じ値であっても不正解となる。 例4:問題文中の[コ]に関して「ただし、[コ]については、当てはまるものを、次の(0)〜(4)から一つ選べ。」と指示があり、この部分に対し(2)を選びたい場合、解答欄「コ」の(2)をマークする。 数学的な解法とは関係ない、技術的な解答方法も存在する。例えば、解が小さい順から[アイウ]、[エ]、[オカ]とある時、[アイウ]は必ず負の解であり、[オカ]は二桁の解となる。
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