放送とその後とは? わかりやすく解説

放送とその後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:05 UTC 版)

男はつらいよ」の記事における「放送とその後」の解説

船山馨原作ベストセラー小説ドラマ化した『石狩平野』(脚本早坂暁主演南田洋子)が不調で、1年放送期間半年短縮された。これにより、秋の番組編成に穴が空いてしまったため、本作放送時間木曜22時となる。今でこそ木曜22時は「木曜劇場」で定着しているが、当時のこの時間帯他局圧倒しており、大苦戦続いたフジ同局渥美ドラマ人気打破した思惑もあった。 放送開始当初こそ視聴率苦戦続けたが、回数重ね毎に少しずつ上昇していき、番組終了までに最高で20パーセント台を達するまでになった視聴率としては高いとは言えないが、当時の状況思えば健闘数字である。一部資料では「3か月13回を放送延長して26になった」という記述があるが実際最初から半年26話予定であり、13話説は小林俊一山田洋次説得する際に出した打開に過ぎない最終話寅次郎は、ハブ狩り一儲けしよう奄美大島出かけるが、そのハブ噛まれ死んでしまう。寅次郎死なせたことで、視聴者からはテレビ局抗議電話殺到。これが映画化繋がった。しかし、当時はまだテレビ番組地位が、映画から見てかなり低く見られていた時代であった松竹は、テレビ番組映画化難色示していたが、山田洋次松竹プロデューサー上村力の説得折れる形で映画化された(当時松竹社長であった城戸四郎山田意見汲みいれた)。

※この「放送とその後」の解説は、「男はつらいよ」の解説の一部です。
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