揺れた表記「飛翔体」「ミサイル」「人工衛星」「ロケット」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 11:40 UTC 版)
「北朝鮮によるミサイル発射実験 (2009年)」の記事における「揺れた表記「飛翔体」「ミサイル」「人工衛星」「ロケット」」の解説
4月5日、韓国民主労働党は「発射体が、北韓が当初から予告した通り、試験通信衛星であることが明らかになった以上、米・日をはじめ、韓半島の周辺国とわが政府の全ての軍事的措置は解除されなければならない」と声明を出しており、ミサイルではなく人工衛星打ち上げ用ロケットだったとしている。 日本政府は、4月5日の発射直後は「飛翔体」と発表した。これは、「ミサイル」「ロケット」両方の意味を含む用語である。4月7日提出、4月8日衆議院・参議院両院で起立多数で可決した「北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議」では「ミサイル」表記となり、4月10日以降は、政府として一貫して「ミサイル」表記を用い、日本国内のマスメディアもそれに倣った。 一方、国際連合及び第三国では、"Rocket"(ロケット)表記が主流であった。4月13日の国連安保理による非難声明でも、"the recent rocket launch(最近のロケット打ち上げ)" との表現を用いた。日本政府の中曾根弘文外相は非難声明について、「ミサイル発射に関する国連安全保障理事会の議長声明」と表現したが、声明の日本語仮訳では、敢えて "Rocket" の部分は訳出していない。
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