投資家時代
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投資家へのきっかけとなったのは、父親の死亡後に父親の死亡保険金も含む1500万円を商品先物取引で失い、真面目に働こうと思った時である。この時に営業マンからFX(外国為替証拠金取引)を勧められて疑いながらも初めてみたところから、大儲けをするようになっていった。 2004年に100万円の口座から始めた資金が3か月後には3倍となり、本業での儲けもFXにも投入して2005年には1億円を突破した。2007年には10億円を突破し、この時に住居を埼玉県から六本木ヒルズに移した。 六本木ヒルズでは家賃月に80万円の部屋に住み、六本木ヒルズクラブに入会し、FXを通じて知り合った仲間を呼んでパーティーをするなど年間に2000万円は使っていた。愛車はランボルギーニ・ムルシエラゴとランボルギーニ・ガヤルドの2台で合計約3500万円。 当時の本人の目標は1兆円であり、まだまだ続ける予定であった。だが後に発生したサブプライムローン危機により資金は減少し、自らの必勝法則は潰れた。これについて本人は「銀行の定期預金に預けていればそこそこの生活が続けられただろうけど、FXと出会えたからこそいろいろな体験ができた」と語る。 資金が10億円のピークに達した数日後に一晩で4億円が減って、それにサブプライムローン危機が追い打ちをかけて3000万円にまで減少した。2008年10月9日には東京国税庁査察部の係官が突然調査にやってきて強制捜査に入り、4億5000万円の所得を隠し、所得税1億6000万円を免れたと告発される。ここから六本木ヒルズの住居を引き払い家業の2畳ほどのスペースに住み、六本木ヒルズクラブは会員資格停止となる。 2010年3月31日、さいたま地方裁判所より、懲役1年6か月、執行猶予3年、罰金3500万円の有罪判決を受ける。国税庁からは所得税1億6000万円、重加算税6000万円、年14.6%の所得税の延滞料を求められることとなる。延滞料は日に5万円加算され、本人は本業で稼いで返していくとした。
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