投資対象としての白金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 03:17 UTC 版)
詳細は「en:Platinum as an investment」および「en:Platinum coin」を参照 白金は貴金属商品であり、その地金には"XPT"というISO通貨コードが設定されている。これは「1トロイオンスの白金」を意味する。コイン、バー、インゴットの形態で取引されたり、収集されたりしている。白金は宝飾品にも使用されており、その場合、通常は90~95%の合金として使用される。宝飾業界では、白金製品の価値を高めるために、経年使用による表面の微細な傷(これをパティナという)を好ましい特徴として提示することが推奨されている。 時計メーカー(英語版)では、ヴァシュロン・コンスタンタン、パテック・フィリップ、ロレックス、ブライトリングなどが白金を使用した限定モデルを製造している。時計メーカーは、(金には劣るものの)白金が持つ独特の特性を高く評価している。 経済が安定して成長が続く時期には、白金の価格は金よりも高くなる傾向があり、2倍程度にもなることもある。一方、経済が不安定な時期には、産業需要の減少により白金の価格が下がり、金の価格を下回る傾向がある。金は景気の変動の影響を受けないと考えられており、景気が低迷している時でも金の価格は安定している。金は工業用途、特に導電体として電子機器に使用されているが、その需要は白金ほどは工業用途の影響を受けない。 18世紀には、その場合希少性から、フランス国王ルイ15世は「白金は王にふさわしい唯一の金属」と宣言した。 1000立方センチメートルの99.9%の白金。2016年6月29日現在の価格は約69万6千米ドル。 1992年から2012年までの白金の平均価格(1トロイオンス当たりUS$)。
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