投資方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/07 08:19 UTC 版)
「リップルウッド・ホールディングス」の記事における「投資方針」の解説
リップルウッド・ホールディングスおよびRHJインターナショナルは、「インダストリアル・パートナーシップ・アプローチ」と呼ばれる、産業戦略に着目した投資アプローチをとる。これは、企業を個別の「買収案件」としてとらえるのではなく、まず再編の機運や可能性のある産業に注目し、その産業そのものの再編シナリオを作成し、そのシナリオ実現の中心となりえる企業を選び、投資の提案をするというもの。そして、再編を加速させるひとつの方法論として、その中軸企業がさらなる買収や投資を行って規模や市場を拡大していくという「ロールアップ」も採用している。破綻した長銀の再生・上場や、同じく第三セクターで破綻したシーガイアの買収が目を引くゆえに、「再生ファンド」と言うイメージが強いが、日本コロムビアから切り離したDENONと、フィリップスから切り離して買収した日本マランツを統合させ、D&Mホールディングス(現在東証一部上場)として高級オーディオ業界での優位性を確立するなど、産業戦略を緻密に遂行して企業の競争力を向上させることを得意とする。なお、このアプローチに欠かせないのが、「インダストリアル・パートナー」と言う各産業の企業経営・運営のスペシャリスト達であり、元クライスラー社長のトーマス・ストールカンプ、元オムロン副社長の越尾壮一、ホンダ副社長の入交昭一郎らをはじめとする一人者達が、同社のパートナーとして投資戦略立案に参加し、投資先企業の経営にも関わっている。
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