慶長日記
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延俊は通称『慶長日記』と呼ばれる日記を残しており、慶長18年(1613年)の元旦から大晦までの1年間が1日も欠かさず記されたもので(実際の記載は延俊本人ではなく家臣の祐筆)、当時の大名の生活や翌年に迫った大坂の陣に至るまでの歴史的背景を詳しく知ることができる。そこには、江戸で第2代征夷大将軍・徳川秀忠より馬や鷹狩りの獲物を拝領し、そして本多正信ら幕府重臣や古田織部、蜂須賀至鎮らとも面会、また駿府では初代将軍だった大御所・徳川家康に謁見している記述などがある。京都では叔母・高台院より贈り物をもらい、さらに訪れた実家では母・雲照院の食事・入浴の記述もある。ほか、織田有楽およびお忍びで大阪で豊臣秀頼にも御目通りしている記述が見られる。また、この中には新免無二が登場し、延俊に兵法を教えたことも記されている。
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