愛久作【アイキュウサク】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8908号 |
登録年月日 | 2001年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | さくら | |
登録品種の名称及びその読み | 愛久作 よみ:アイキュウサク | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 3月 20日 | |
品種登録者の名称 | 石井重久 | |
品種登録者の住所 | 山形県山形市大字釈迦堂12番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石井久作 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「天の川」、「早生都」及び「横浜緋桜」から採種して播種した実生から育成されたものであり、花は半八重咲で淡紫ピンク色のやや大輪花である。樹形は広円錐状、樹高は亜高木性である。樹幹の色は灰褐色、皮目及び枝の太さは中、色は灰褐色、分枝性は中である。葉全体の形は倒卵状楕円形、先端の形は尾形鋭尖形、基部の形は円形、葉縁(鋸歯)の状態は中、鋸歯の形は二重鋸歯、先端は鋭形、葉の長さはやや長、幅はやや広、厚さは中、蜜腺の有無は有、位置は葉柄上部及び葉身基部である。花序の形は散房状、花数は中である。蕾の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、花の向きは横向き、形は半八重咲、開き方は抱咲形、大きさはやや大輪、花の色は淡紫ピンク(同9202)、花弁全体の形は楕円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立つ、数は6~10枚である。雌ずいと雄ずいとの長さの比は同、雄ずいの数は多、がく筒の形は盤状形以外、盤状形以外のがく筒の形は鐘形、がく筒の毛は無、がく裂片の形は広卵状三角形、花柄の長さは中である。花の香りは少し有、通常開花期は中で、育成地(山形県山形市)では4月下旬である。「横浜緋桜」及び「早生都」と比較して、葉全体の形が倒卵状楕円形であること、花の形が半八重咲であること、花の色が淡紫ピンク(同9202)であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に出願者のほ場(山形県山形市)において、「天の川」、「早生都」及び「横浜緋桜」から採種し、播種した実生の中から平成6年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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