恵慶集とは? わかりやすく解説

恵慶集〈下/〉

主名称: 恵慶集〈下/〉
指定番号 402
枝番 00
指定年月日 1940.05.03(昭和15.05.03)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1帖
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

恵慶集〈上 藤原定家筆/〉

主名称: 恵慶集〈上 藤原定家筆/〉
指定番号 2430
枝番 00
指定年月日 1987.06.06(昭和62.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1帖
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  『恵慶集』は、平安時代中期の歌僧として著名な恵慶生没年未詳十世後半頃の人)の家集で、本帖は上帖のみではあるが、藤原定家書写になる新出古写本である。
 体裁綴葉装の舛型本で、銀小切箔散しの原表紙中央藤原定家筆にて「恵慶集」と外題がある。料紙斐紙内題はなく、本文は「はしめのはる」以下、半九~十行和歌一首行書きに書写している。本文書写は二筆からなり、首より第二一丁一行目までは、その筆致から藤原定家晩年の筆になるものと認められそれ以降は伝民部郷局筆と伝えられるものと類似する文中墨書訂正、集付等の書入れがあるが、これらの訂正書入れ藤原定家の手になるものと認められる現状一部錯簡脱落があるが、これは江戸時代前期に本帖を模写した宮内庁書陵部本でも同様であり、江戸時代以前生じたのである
 『恵慶集』の伝本は、流布本系統の二冊本と古本系統の一冊本の系統分類されるが、流布本系統は定家本系統とも呼ばれ藤原定家本を祖本とするもので、この冷泉家本はその上巻の祖本にあたる。定家本下巻は現在石川県の越弥太郎氏の所有で既に重要文化財指定されているが、その帖首にある定家識語では、この下帖を書写した際に、そこに載せられていない恵慶の歌が多いことを不審であるとしているので、この冷泉家本の上帖は、下帖書写より後に書写されたものであることが知られる。この冷泉家本により、流布本系祖本上下そろったことになり、国文学研究上に注目される
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