性格・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:07 UTC 版)
「ハーヴェイ・ワインスタイン」の記事における「性格・その他」の解説
「ハーヴェイ・シザーハンズ」とも揶揄されており、買い付けた作品をそのまま公開する事はまずなく、長期間に渡る再編集、再撮影、更にはマーケティング試写でのアンケート結果の数字が上昇するまで絶対に公開しないスタンスを取っている。日本映画『Shall we ダンス?』の買い付け後、1年近くにも及ぶこうしたプロセスが敢行された(周防正行監督著『Shall we ダンス?アメリカに行く』より。文春文庫刊)。なお、ミラマックス社の元重役のマーク・ギル(現ザ・フィルム・デパートメント社社長)はラジオのインタビューで「ハーヴェイ・シザーハンズとは私自身の事だ」と告白しており、ワインスタインの指示を請け負い、実際、再編集を実行していたのはギル自身であった事を明かした。 2013年1月10日、セス・マクファーレンとエマ・ストーンが第85回アカデミー賞のノミネート者を発表した。助演女優賞の候補者の中に、ワインスタイン・カンパニーが配給した『世界にひとつのプレイブック』に出演したジャッキー・ウィーヴァーの名前があった。ウィーヴァーは賞レースの前哨戦でほとんど名前が挙がっていなかったため、このことは少なからぬ驚きを持って受け止められたと共に、ワインスタインの猛烈なプロモーションの影響があったことが容易に推察された。5人の名前が読み上げられた後、マクファーレンは「おめでとう、皆さんはもうハーヴェイ・ワインスタインに媚びを売る必要はなくなりました。」と発言した。当時、この発言は痛烈なジョークとして受け止められたが、この発言の裏には別の意味があった。ノミネーション発表以前に、マクファーレンは映画で共演した女優から「ワインスタインからホテルでセクハラを受けた」と相談されていた。ワインスタインを揶揄したのはその怒りと不快感を抑え込めなかったからだという。 2013年、ハーヴェイと娘のリリーの発案で第85回アカデミー賞の作品賞をミシェル・オバマが発表することになった。このことは当日まで授賞式のプロデューサーとホワイトハウスのスタッフしか知らなかった。しかし、イランとアメリカの関係が悪化する中、作品賞が『アルゴ』に渡ったこともあり、あらぬ憶測や「政治色が強い」という批判を招く結果となった。 2014年、イギリスの人気グループワン・ダイレクションのメンバーであるハリー・スタイルズに「自分の3人の娘とデートすれば、好きなハリウッド映画に出演できる」と持ちかけて物議を醸した。 2014年3月に開催された第86回アカデミー賞の授賞式において、司会のエレン・デジェネレスが会場のドルビー・シアターまで宅配ピザを頼んだ。そのチップの回収の際に、エレンから「ハーヴェイ、あなたお金持ちなんだからチップたくさん出してよ!」と言われた。
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