徳島市水道局佐古配水場ポンプ場とは? わかりやすく解説

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徳島市水道局佐古配水場ポンプ場(徳島県)


佐古配水場ポンプ場

(徳島市水道局佐古配水場ポンプ場 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/29 17:49 UTC 版)

全景

佐古配水場ポンプ場(さこはいすいじょうポンプじょう)は、徳島県徳島市南佐古六番町3-11に位置する歴史的な建造物(配水場)。建築面積272m²。徳島市民からは「佐古の浄水場」と呼ばれている[1]

国の登録有形文化財に登録。また、毎日新聞社の「ヘリテージング100選」、厚生労働省の「近代水道百選」に選ばれている。

概略

大正15年(1926年)に建設された徳島市水道局が管理する煉瓦造のポンプ場で、眉山の麓にあり、イギリス積みの煉瓦壁で四周を囲んでいる。内部は一室で漆喰仕上げとし、小屋組は軽量鉄骨のトラス組である。

佐古排水場は主に、蔵本町田宮、新町方面水を供給する基幹施設として平成7年(1995年)まで使用されていた。

明治時代の徳島では、赤痢腸チフスなどの伝染病が毎年発生し、全国平均を上回る死亡者を記録していた。徳島市を近代都市に近づける為の事業として、明治42年(1909年)に当時の徳島市長である一坂俊太郎は水道敷設の方針を発表した。17年の歳月を経て佐古ポンプ場が完成する。当時の費用で260万円、徳島市の年間予算の3倍の巨費を投じた一大事業だった。

設計者は日本の近代水道に多大な貢献をなした中島鋭治[2]

平成10年(1998年)、国の登録有形文化財に登録される。また平成18年(2006年)には、ヘリテージング100選に選出された。

関連項目

脚注

  1. ^ 徳島市水道局佐古配水場ポンプ場”. 文化遺産オンライン. 2023年3月30日閲覧。
  2. ^ “土木紀行 佐古配水場” (PDF). 建設マネジメント技術: 92-93. (2 2008). http://kenmane.kensetsu-plaza.com/bookpdf/45/at_01.pdf 2023年3月30日閲覧。. 

外部リンク

座標: 北緯34度4分26.69秒 東経134度31分40.9秒 / 北緯34.0740806度 東経134.528028度 / 34.0740806; 134.528028



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