御手洗家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:03 UTC 版)
御手洗 治(みたらい おさむ) 杏子・柚子の実父、希一・真二の義父。代々続く開業医(専門は内科)の跡取り。4人姉弟の末っ子。 心根は優しいものの、保身的で流されやすい事なかれ主義者(杏子曰く「上辺だけの人」)。火事の原因を作った皐月と離婚し、まもなく真紀子と再婚する。それから杏子・柚子とは顔を合わせていないが、後に真二の仲介を経て再会を果たす。 ストーリー中盤から真希子に対する疑念を募らせていき、やがて彼女と対立していく。 御手洗 真希子(みたらい まきこ) / 渡 真希子(わたり まきこ)<旧名> 本作のキーパーソン。治の後妻。46→47歳。 元々は貧しい生活を送るシングルマザーだったが、治と再婚してセレブ妻となる。読者モデルとして売り出し、偽りの私生活をインスタグラムに投稿している。 自他ともに認める強欲な性格。普段こそ柔和に振る舞っているが、その素顔はとても狡猾で野心に満ち溢れており、杏子からも強い警戒心を抱かれていた。才色兼備だった皐月とは異なり、教養がないことに負い目を感じている。 事件当日、火災現場に居合わせているところを杏子に目撃されており、真相の鍵を握っているとみなされている。 御手洗 希一(みたらい きいち) / 渡 希一(わたり きいち)<旧名> 真紀子の長男。28→29歳。星座好き。 昔は弟想いの優しい兄だった。表向きは商社に勤めていることになっているが、実態は自室に引きこもっている社会不適合者(ニート)。真希子の再婚後、帝明大学の医学部へ裏口入学したものの、SNSにより噂が広まって中退。それ以降、重度の対人恐怖症に陥っている。 13年前の回想シーンなどから、事件にまつわる確信を握っている模様。また、事件前から真紀子との間に深い確執が生まれるほどの束縛を受けていた。 当初、家政婦である杏子のことを邪険に扱っていたが、まもなく彼女の正体を見破る。それから杏子のことを利用し、母を失墜させようとするが失敗に終わる。その矢先、杏子の本意に触れて心を開き、クレアと並ぶ協力者になっていく。 御手洗 真二(みたらい しんじ) / 渡 真二(わたり しんじ)<旧名> 真紀子の次男。25→26歳。パクチーが好物。 昔はゲーム好きの大人しい少年だった。帝明大学の医学生であり、医師になるため勉強中。真面目な勤勉家だが、素は天然で空気の読めない面がある。 本人曰く「昔から要領が悪い」らしく、大学受験も3浪している。虚偽の私生活をアピールする母親を快く思っておらず、希一との兄弟間にも亀裂が生じている。 登場後しばらくは杏子と接点がなかったものの、やがて兄に続いて正体に勘づく。さらに妹の柚子とも思いがけず再会し、それ以降顔を合わせるようになる。 小原 睦美(おばら むつみ) 、美奈(みな) 、黒瀬 七緒(くろせ ななお) 治の姉たち。睦美が長姉、美奈が次姉、七緒が三姉。いずれも名門女子校の出身。 揃って承認欲求が強く、真希子のことを疎ましく思っている。 小原 雅史(おばら まさふみ) 睦美の一人息子、杏子・柚子の従弟。帝明大学の医学生。19歳。
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