後期中等課程、高校教育と職業の教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 03:15 UTC 版)
「フィンランドの教育」の記事における「後期中等課程、高校教育と職業の教育」の解説
基礎学校の後の教育には一般教養の高校教育と、職業の教育(職業基礎資格と、職業資格、特別職業資格がある)が含まれる。 3年間の高校教育では一般教養を学び、高卒資格試験の準備をする。普通高校を終えた学生は、職業訓練校または高等教育機関に出願できる。 2017年の時点で、フィンランドには340 の普通高校があり、各高校では92,374人の生徒が卒業資格試験のために学習していた。 普通高校の生徒数は、2000年代には減少している。 高校で教える際の言語は、フィンランド語またはスウェーデン語である。ある高校の名前を別の言語に翻訳してはならない。なので例えば、Kristiinankaupungin lukio と Kristinestads gymnasium は同じ「クリスチーネスタッド高校 」の意味であるが、別々の教育機関である。 職業の基礎資格を取得した者は、その分野の基本的な技量と、仕事人生において必要なその分野の職業的な能力を持っている。修了資格の単位は180「技能点」で、履修期間は3年である。以前の学業と仕事経験によっては、履修期間を短縮できる。 2014年には、約72,000人の学生が職業の修了試験に合格し、そのうち53%が女性だった。職業の修了資格の取得者数は年々増加している。 大半の学生は、技術や交通の、そして社会福祉や保健、体育の教育分野に在籍している。 職業資格と特別職業資格は、追加的な職業教育である。これらは実践的な資格として履修され、修了試験への準備の教育が実施されている。 3年間の職業基礎資格の合格者は、どの分野の高等教育にも志願することが出来る。
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