修了資格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 18:50 UTC 版)
「インターナショナル・スクール」の記事における「修了資格」の解説
国際バカロレア資格 国際バカロレアは、国際的な修了資格の代表的なものであり、スイスのディプロマ・プログラムである。インターナショナル・スクールの卒業生に、国際的に認められる大学入学資格を与えることで大学進学のルートを確保し、国際理解教育の促進に資することなどを目的に1968年に国際バカロレア機構が発足。国際バカロレア機構はスイスのジュネーブに本部を置いている。国際バカロレアの認定校となったインターナショナル・スクールでは国際バカロレア機構が作成する共通カリキュラムで運営されている。2013年9月現在、国際バカロレアの認定校は146か国で約3,664校である。 国際バカロレアには初等教育プログラム(PYP)、中等教育プログラム(MYP)、ディプロマ資格プログラム(DP)の三種がある。ディプロマ資格プログラム(DP)の課程を修了してディプロマ資格取得のための統一試験に合格すると国際バカロレア資格を取得できる。国際バカロレア試験の実施や国際バカロレア資格の授与は国際バカロレア機構によって行われる。 日本では1979年4月に国際バカロレア資格を有する者で18歳に達したものが日本の大学入学資格に追加された。 その他の国際的な評価団体(WASC、ACSI、ECIS)による認定 WASC(Western Association of Schools and Colleges、米国・西部学校大学協会)、CIS(Council of International Schools、英国・インターナショナルスクール会議)、ACSI(Association of Christian Schools International、キリスト教学校国際協会)などの国際的な評価団体が認める教育施設も日本全国に点在する。これらも、世界的な資格として有用とされる。日本では、学校教育法第56条に基づく告示によって、WASC、CIS、ACSIの認定校で12年の課程を修了した18歳以上の者には、大学入学資格が認められる。 なお、大学入学資格に課程年数主義を採用している国の場合、学業成績優秀で早期卒業した者であっても大学に入学できない例がある。日本でも一定の資格及び課程を取得した者について年齢制限を撤廃するなど大学入学資格の見直しが議論されている。
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