きょうか‐だんボール〔キヤウクワ‐〕【強化段ボール】
強化ダンボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 10:22 UTC 版)
『ダンボール戦機』シリーズのタイトルの由来ともなっている梱包資材。2046年にアスカ工業社長だった霧島平治が発明した、内外の衝撃を80%吸収する「未来の箱」。流通業に革命をもたらしたとされている。実在する通常のダンボールの強度は、ライナーと中芯の複合構造によって実現されているのに対し、「強化ダンボール」の強度は、高度なナノテクノロジーにより分子レベルで構築されている。素晴らしい強度と衝撃緩和能力を持ちつつも、扱い方は従来のダンボールと変わらず、ガムテープによる十字貼りやH貼り等で簡単に梱包を行うことができる。一般的なダンボールと異なり、強化ダンボールは白色をしている。 運搬用として使用されるほか、その耐久性と製造技術を生かしてLBXを戦わせる空間を取り囲む材料としても使われ、劇中ではもっぱらLBXのバトルフィールドとしての意味合いで扱われる場合が多い。 また強化ダンボールは、LBX自体の強化用武装の素材としても使用されている。劇中ではタイニーオービットの技術により、強化ダンボールを粒子状に分解して中央部の機械に集積し、使用時に展開することで防御力と軽量化を兼ね備えた「ビームガーター」という盾や、ビームガーターの技術を応用し、LBXの腹部に収納して使用時に展開する傘状の光学防御デバイス「アンブレラ」などが製作された。 Dキューブ 強化ダンボールを用いて製造された、LBXの戦場となるジオラマが入ったバトルフィールド。強化ダンボールのシートをナノレベルの薄さに加工することで、幾重にも折りたたむことが可能となりサイコロ程度のサイズに折り畳んで持ち運ぶことが可能。 Dエッグ 『W』より登場した、その名のとおりの卵型のバトルフィールドで、スイッチを押して分離すると中央部に円形状の強化ダンボールが配置され、展開と同時にエネルギーフィールドらしきものにプレイヤーごと包まれる。プレイヤーは勝敗が決まるまでエッグの外には出られない。ライトニングランスをはじめとする必殺ファンクションは下手をすればプレイヤーだけでなく、周辺すら被害を被ることが多く、また、プレイヤーのやり逃げ防止を前提に完全決着させるため生み出された。
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