座席数と仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 08:24 UTC 版)
「国立競技場の建て替え」の記事における「座席数と仕様」の解説
2015年8月28日の新整備計画にて、2020年五輪の際は6万8000席程度となった。なお、「業務要求水準書」(3-4)では、実質席数は約6万席としている。さらに、陸上トラック上部への増設で8万席規模にも対応との、条件も決まった。プラスチック製を想定しているが、2016年2月に木製にするよう求める決議を自民党は採択した。 夏季五輪のIOC基準では、開・閉会式(と陸上競技)の開催条件(オリンピックスタジアム)は、「6万人収容」だという。2015年8月にはジョン・コーツIOC調整委員長が「8万席を割っても容認するだろう」とコメントした。 日本のサッカー業界からは、2018年以降のFIFAワールドカップ(W杯)の開幕戦と決勝戦の開催条件である「常設で8万人以上のスタジアム」 条件を希望する声も多かった(日本には現在一つもなく、実現すれば誘致が可能となるため)。また、「観客席の2/3以上に屋根が架設されること」も、同じくW杯の要求条件という情報もある。なお、2012年コンペの条件は「8万人規模」だった。 槇文彦は8月6日、周辺道路が狭いこと等から、8万席規模では災害やテロ予告などに対して、観客の避難誘導が難しいと危険性を指摘した。W杯以外で満員にできるイベントは少ないと見られ、一部を仮設席とし常設は約5万席程度に縮小すべきとの意見もあった。 新コンペの「業務要求水準書」(3-4)によると、2012年五輪の開催時・その後ともに、車いす席と同伴者席を約450席ずつ置く計画(パラリンピック期間のみ増席し「実質席数」全体の1.2%以上を満たす)である。日本サッカー協会などが従来から訴えていた「可能な限りピッチに近い臨場感のある観客席」との条件も明記された。
※この「座席数と仕様」の解説は、「国立競技場の建て替え」の解説の一部です。
「座席数と仕様」を含む「国立競技場の建て替え」の記事については、「国立競技場の建て替え」の概要を参照ください。
- 座席数と仕様のページへのリンク