広島師範学校講堂・体育館
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「広島師範学校」の記事における「広島師範学校講堂・体育館」の解説
新制移行時の広島師範学校の講堂は、広島県営繕課の設計、森信組の施工により1941年9月東雲校地内に竣工したRC造2階(一部3階)建ての建造物で、1階部分を職員室、その上階を講堂として使用した。原爆被災に際しては爆心地から4.11㎞の位置にあり、窓ガラスの大半が破れ窓枠が損傷するなどの被害を受けたが、全般的には被害軽微であったため応急修理を経て戦後早い段階から使用が再開された。新制移行後は広島師範を母体として発足した広大教育学部東雲分校(ついで学校教育学部)の図書室として使用されたのち、学部移転後は附属東雲中の教育実習生控室として使用されるなど旧・広島大学キャンパス内の被爆建造物としては比較的最近まで現役の施設として維持されていたが、老朽化が進行し2006年8月に解体された。また講堂に接続する師範学校の体育館(木造)も新制移行後、同分校の体育館として引き続き使用されたのち1995年6月に解体された。
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